新年おめでとうございます
新年明けましておめでとうございます。
今年の干支は乙巳(きのとみ)です。十干の乙(きのと)は五行の木に属し、しなやかに伸びる草木を表しています。巳(み)は脱皮して成長する蛇の姿から生命力が豊かな姿を象徴しています。これらの特徴を総合すると、今年は「変革・成長」がキーワードになりそうです。アメリカの大統領がトランプ氏に代わり今後の世界はどのように変わるのでしょうか。平和な世の中になることを願うばかりです。
さて、冬は腎が最も盛んになる季節です。腎は陰の代表として水の性質を持ちますが、陽の代表で火の性質を持つ心と深い関係にあります。腎と心は反対の性質を持つと同時に、互いに育て合う間柄なのです。この関係を心腎相交と言います。腎陰(生体の各臓器・組織器官を滋養・滋潤する作用)が不足すると心陰を補えず、心陰が不足してしまい、不眠、不安感といった心陽亢進の症状になります。これを心腎不交といいます。皆様もこの時期に腎を補いましょう。
【心の機能】
①血液循環のポンプ機能により血を全身に運び届ける(血脈を主る)。
②精神や意志をコントロールして精神活動を清明な状態に維持する(神明を主る)。
【心の機能が失調した時の症状】
①が失調→動機、息切れ、胸苦しさ
②が失調→不安、不眠、多夢、健忘