乾燥が苦手な肺

秋になると乾燥した空気が身体に影響を与えます。乾燥が苦手な臓器であるはいつもの様に機能することができなくなり不調を感じる方が増えてきます(下記参照)。中でも多い症状は咳嗽なので今回は「咳嗽の判別の仕方」についてお伝えしようと思います。

 漢方ではまず咳嗽を考える時に、痰の絡んだ咳(湿性咳嗽)痰の絡まない咳(乾性咳嗽)に分けて考えます。さらに痰の形状・色口渇の有無体力・年齢咳の出る時間帯・環境などから病状を把握して薬を選択いたします。もし漢方薬局に咳の相談をする場合には、この様な内容をお伝えしていただけると助かります。

肺の機能

呼吸をコントロールする。

宣散(気・水を外に向かって発散させて全身に送り、汚れた気を排出する働き)と粛降(余分な水を膀胱に降ろす働き)をする。

衛気(体表を守る気)を産生し、発汗を制御して外邪の侵入を防ぐ。

【肺の機能が失調した時の症状

①が失調→息切れ、咳嗽、喘鳴

②が失調→体温調整が困難、尿量が減少して浮腫む

③が失調→発汗過多、風邪をひきやすくな

    乾燥が苦手な肺” に対して2件のコメントがあります。

    1. 今井 綾子 より:

      薬膳茶講習会の次回の開催はいつですか

      1. kgsk-kampo-yuko より:

        今井様
        お問い合わせありがとうございました。
        大変申し訳ありませんが年内のセミナーの募集は終了してしまいました。
        来年度のセミナー開催日程が決まりましたら優先的に連絡致しますので、その際にご検討いただきたく思います。

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